・7シリーズに思う・・・。

最近、307SWへの買換えを考えて試乗しに行った。結局、予算のこともあり見送りとなりそうだが、7シリーズに乗ってみた感想を述べてみたい。まず、やはり、というか当たり前に車としては進化している。内装の質感もかなり向上しているし、小物入れのスペースも増えている。全体的にどっしりとした感じになっており車格的にはワンランクアップしたように感じる。
動力関係もまずまずであろう。よく「フライバイワイヤーの影響で一呼吸反応がおそい」と言われるアクセルだが、普通に走る分には感じなかったしキックダウンも“まあこんなもんかな”と思える範囲であった。
気になったのは「出だし」の部分である。306と排気量は同じだが明らかに鈍い。タイヤサイズが大きくなった影響と見るムキもあるが、たぶん車の味付けを「キビキビ」より「ユッタリ」とした結果だと思う。
306だけでなく、6シリーズは“スポーツ性”というものをイメージとして取り入れている。S16といったグレードが設定されているあたりにそれを感じる。やはり「プジョースポール」をトップとしたラリーなどのモータースポーツでのイメージを出しているのだろう。しかしながら、7シリーズはそこから脱却した“コンフォート性”を出しつつあるように感じる。この点が「キビキビ」より「ユッタリ」といった印象を与えていると思われる。
今後の方向性が何となく見えてきたような気がする。ただ、WRCが来年は307CCベースの車両を使用することになりそうなので、そうなるとどうなるのか?チョット楽しみである。
ちなみに306・406のことを「古いコンセプトのプジョー」と形容し「是非新しいタイプに乗り換えを」とディーラー氏は奨めてくれた。いかんせん「古いコンセプト」を非常に気に入っている私としては、心の中で“だまれ!!”と叫んでいた。この点では5シリーズ・6シリーズと乗り継いでいる営業マンのいるディーラー(札幌の古いほうです)のほうが好感がもてるかな(サービスは最悪だけど・・・・)。


                              もとにもどる